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第4回
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留学生の足枷(あしかせ)
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アメリカ人学生と日本人留学生の待遇の大きな差は・・・
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アメリカに留学していて最近本当に改めて良く思うことは、アメリカの大学に入学して卒業するということはとても難しい。何故なら留学生には色々な足枷が付いているのだ。
普通思いつくのは「授業が全部英語だ」など英語に関する事だと思う。しかし、足枷はそういうことだけではないのだ。
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まず一つが、成績があまりに悪いと大変な事になる。留学する・・・それはつまり勉強をしに来ている・・・ということだ。留学生(アメリカの場合)はつねに平均(おそらくどこの学校でも評定で2.0のこと。アメリカは最高が4.0である)以上の成績を取らないと日本に強制帰国しなければいけないという厳しいルールがある。だから、留学生は真面目な人が多い。しかし、中には勉強しないで遊んでばかりいる人もいる。
アメリカに一年と半年弱いるが、そんな人はみんな日本に帰ってしまった。
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また、留学生は学費がアメリカ人と比べてかなり高くなるという事も辛い点だ。
Universityの場合1.5〜1.8倍は高い。Community Collegeともなると倍率は更に高くなる。
先日ふと気が付いて計算してみると、留学生が$2500の所を、アメリカ人は$800程度しか払っていない。さらに、アメリカ人にはFinancial Aid(学資援助)という制度がCommunity Collegeにはある。留学生用を探してみたが、見つからなかった。アドバイザーに相談してみると、「これはアメリカ人にしかないよ」と言われてしまった。これを入れると、彼らはほとんど学費を払っていないのだ。この事実にもとても驚かされた。さらに、留学生は入学時にもリスクを負っている。
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アメリカの大学は簡単な入学試験があるにしろ基本は成績で入学OKかそうでないかを判断する。このとき、留学生はアメリカ人より1.3〜1.5倍高い成績を持っていないと入学できない。
たとえば、アメリカ人が2.0で大丈夫な大学は留学生は大抵2.7か2.8以上ないと入学できない。 こういったように、留学生はさまざまな足枷と毎日戦っているのだ。中には不公平だ!とか思う人もいるかもしれない。しかし一番大切なことは、ルールは絶対だということと、それでもアメリカの大学で勉強するメリットは計り知れないということだ。
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アメリカに留学してルールを守る大切さ、そして自己管理の大切さを学んだ。それを大切だ!と思えて、実行していることだけをとっても留学は貴重な体験だと思った。これからもたくさんの足枷が立ちはだかるだろう・・・しかし、それを乗り越えなければ、結局何も変わっていないのと同じことなのだろう。 私はいつもBestを尽くしていこうと思った。
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